開園100周年を迎えた京都府立植物園を夜間に開放し、観覧温室を舞台に「光」と「音」と「植物」が織りなす幻想的な没入型体験を提供いたします。
京都府は、京都府立植物園の100周年を記念し、三井不動産株式会社の特別協力のもと、Moment Factoryが企画・演出・制作を手掛ける「LIGHT CYCLES KYOTO」を開催します。この没入型体験は、日没後に来園者を日本最古の公立植物園へと誘い、光とマルチメディアを通じて植物の世界が生み出す幻想的な体験を楽しむことができます。
植物の多彩な魅力と最先端のプロジェクションマッピングや光と音をシームレスに調和させた本体験は、100周年という記念すべき節目にふさわしい特別なイベントとなります。舞台となる観覧温室には4つの異なるゾーンが設けられており、来園者はそれぞれを巡ることで、植物たちの秘められた世界と声に触れられます。LIGHT CYCLES KYOTOならではの第1ゾーン「Light Will Find You」は、木々の葉の間からこぼれ落ちる光を表現する日本古来の「こもれび」の感性にインスピレーションを得ています。
今回の京都府と三井不動産株式会社との特別なコラボレーションは、Moment Factoryの日本における存在感を一層強化するものです。当社は、新宿駅東西自由通路の「新宿カラーバス(色彩に包まれる)」、北海道・阿寒湖の「KAMUY LUMINA(カムイルミナ)」、長崎・伊王島の「ISLAND LUMINA(アイランド ルミナ)」などのプロジェクトを手掛けており、7年間にわたり日本にオフィスを構えています。モントリオールに本社を置くMoment Factoryは、ハイブリッドなマルチタイムゾーンを活用し、地域を超えたコラボレーションを促進しながら、一日を通して生産性と創造性を最大限に高めています。
私たちは、日本における確固たる基盤をもとに、グローバルな専門知識と地域市場に対する深い理解を組み合わせ、地元のお客様や観光客の心に響く没入型体験を創出しています。今回のLIGHT CYCLES KYOTOを実現するため、共催として文化庁、特別協力として三井不動産株式会社、そして特別後援としてケベック州政府在日事務所にご協力いただきました。また、本プロジェクトは、カナダ、日本、オーストラリアのメンバーからなる国際的なプロダクションチームによって構成され、豊かなアイデアと専門知識の交流が育まれました。「LIGHT CYCLES」は、オーストラリアのアデレード植物園で初公開され、京都府立植物園での公開は3度目となります。今年中にイタリアとイギリスでも公開予定です。この世界トップクラスのサイトスペシフィックなインスタレーションは、植物の生命に対する新たな視点を促し、次世代に自然との深いつながりを育むことを目指しています。